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第17回例会 2007年10月30日 12:30〜 ホテル天地閣
■会長挨拶
本日も多くの会員の例会参加ありがとうございます。

報告事項で、社会福祉法人 日立市社会福祉協議会様より日立RCに対して11/1(木)表彰受賞の連絡がありました。チャリティゴルフの寄付などに対しての顕彰であると。理解しております

また私ごとですが毎年9月に健康診断を受けていますが今回も受診しました。結果として再検の箇所がありましたけれど先日特に異常がないとのことで安心もし、またまた頑張れると思いを新たにしたところです。皆様も健康には充分留意されることを願います。

本日は、会員組織委員会によりますネパール出身のサンギタ・サプコタさんのお話です
国際交流ボランティアネットワーク 「さくら」の森さんと一緒に来ていただきました。

「ネパールと日本に住んで」とのことです楽しく聞かせていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。
■幹事報告
特にありませんでした。


■委員会報告








次週例会のご案内

第18回例会 11/6 12:30〜ホテル天地閣
誕生・結婚祝&「創立55周年記念事業について」
&次年度理事選挙 

担当:会長・幹事

本日のプログラム
「ネパールと日本との違いについて」
サンギタ・サプコタ様
担当:クラブ管理運営委員会


はじめに、本日の例会を担当する、クラブ管理運営委員会の戸祭委員長より、
本日のプログラムの説明、会員の皆様にはおなじみの、
国際交流ボランティアネットワーク 「さくら」の森さんの紹介、
卓話をしていただくサンギタ・サプコタさんの紹介がありました。
一昨年の藤居国際奉仕委員長との関わり以来、何度も例会においでいただき皆さんにもおなじみの、国際交流ボランティアネットワーク 「さくら」の森さんからご挨拶と、をいただきました。
サンギタ・サプコタさんについてご紹介をいただきました。



皆さん こんにちは
 私はサンギタ・サプコタと申します。
4年前にネパールから日本へ参りました。今は家族三人で日立市に住んでいます。

 今日は、主にネパールと日本との違いについて、お話をしようと思います。
 その前に、まずは簡単に、私の国ネパールの紹介をさせていただきます。

 皆さんはネパールについてどんなことを知っていますか?
たいていの人はなんとなく名前も聞いたことがあり、「山の沢山ある国だ」という認識があると思います。

 ネパールは南アジアにあり、インドと中国にはさまれた内陸国です。日本と比べると面積は約3分の1です。人口は日本の大体5分の1になります。また、ネパールには山が沢山あり、国の北側にはヒマラヤ山脈がそびえています。世界で一番高い山エベレストも、ネパールにあります。

ネパールには、沢山の美しい山や、川や、湖があるので、世界中から多くの観光客が訪れます。
 皆さんもご存知かと思いますが、お釈迦さまの生まれた国はネパ←ルです。宗教も、仏教だけでなく、ヒンズー教、キリスト教、イスラム教など沢山ありますが、宗教に関係なく様々な民族の人達が、自分達の文化を守りつづ調和を保ち、一緒に生活しています。
ネパールは沢山の自然に囲まれた、とても住みやすいところですので、皆さんも是非一度、遊びに来てください。

 話は変わりますが、次に、日本に住むようになって、今までに自分が驚いたことや、不思議に感じたことについてお話します。

 初めに物価の違いについて話します。
ネパールでは、村と都市で収入も生活も随分違いますが、都市の生活は日本とよく似ています。では、物価はと言いますと、日本の都市とネパールの都市を比べても、大体10倍ぐらいの違いがあります。たとえば、町の喫茶店でコーヒーを頼むと1杯40円ぐらいです。また、アパートの賃貸料は2LDKで10,000円ぐらいです。これらは日本が先進国であることを考えると、私にも大体理解できます。
 しかし、私が本当に驚いたのは、スーパーで売られているキャベツの値段を見た時です。
値札は、ひとつ300円と書かれていました。これは、ネパールで私が買っていたキャベツの20倍ぐらいになります。
 ネパールではキャベツは一番安い野菜ですし、私もキャベツがあまり好きではありませんでしたから、初めの何月かはキャベツを買いませんでした。ですが、毎日スーパーでキャベツを見ているうちにキャベツが私に食べてくださいと言っているように思うようになり、時々買うようになりました。今ではすっかり好きになって、沢山食べています。

 次に職場における男女間の格差について話します。
日本の企業では、女性の部長や重役はほとんどいないのではないかと感じています。もちろん、ネパールでも男女の格差がありますが、どこの会社や工場にも、多くの女性社員がいますし、また女性の重役も日本よりも比較的多くいると思います。

法律上の男女格差がないネパールで、実際には多少の格差が見られる理由として、私は教育が十分に行き届いていないせいだと考えています。では、教育が十分に行き届いているはずの日本で、なぜネパール以上に大きく見える男女格差が存在するのでしょうか?
長い伝統のせいでしょうか?
それとも単に女の人が男の人ほど一生懸命に働きたくないからでしょうか?

理由は沢山あると思いますが、私はいつも不思議に感じています。そのほかで驚いたことは、日本のサラリーマンの仕事ぶりです。

サラリーマンは、一般的なネパールの人達よりもずっと長い時間、会社で仕事をしていると思います。私の主人は日本の会社に勤めていますが、うちの娘が小さい時、主人が娘と会って話が出来る日は、ほとんどありませんでした。
朝、娘が寝ているときに主人は会社に出かけ、夜、主人が帰宅した時にはもう娘は寝ていました。

そのため、ときどき娘は「パパはどこ?」と私に聞いていました。今は娘も小学2年生になり、朝ごはんだけは主人と一緒に食べることが出来るようになり、良くなりました。



最後に、子供のお手伝いと、学校教育の違いについて話そうと思います。
 先程申し上げましたように、娘はいま小学校2年生です。
以前私は学校からのお知らせを読んでびっくりしました。なぜだと思いますか?
そこにアンケートがあり、「現在日本の子供たちが家庭で手伝いをしますか?」という内容だったからです。そこには、日本では、子供たちのお手伝いは(昔に比べて)少なくなりましたと書いてありました。「日本では家庭でのコミュニケーションも減ってきています」とも書いてありました。初め私はおそらく、日本で核家族化が進んだことと、両親や子供たちの普段の生活が忙しくなったことに関係があるのだと思いました。しかし、もっと詳しい理由を知りたくなりネパールと日本の子供の手伝いについて調べて見ることにしました。

まず、日本では(一般に)幼児期から勉強が始まります。学校以外にもいろいろすることがあります。たとえば学校の宿題や塾、スポーツクラブそしてテレビゲームなどです。
また、日本の家では便利なガス製品や、電気製品があたりまえのように使われ、お風呂や台所もすごく使いやすくなっています。そのために子供が親の手伝いをする必要性が徐々に少なくなってきたのだと思います。そして、家でのお手伝いをする時間が減ってくると、かえって両親と話す時間も、少なくなってきたのではないかと思います。

では、ネパールではどうでしようか。
ネパールでも都市部では生活は便利になり、日本とほとんど変わらないため、最近の子供たち
は、親の手伝いをあまりしなくなりました。ところが、村の子供たちの生活は今でも本当に大変です。一般に学校も非常に遠く、学校から帰った後も家のいろいろな仕事の手伝いをしなければなりません。たとえば、赤ん坊の世話や家畜の世話、部屋の掃除などなどです。その代わり、家族
とのコミュニケーションは、沢山とることができ、楽しそうにも見えます。
また、小さいうちから子供たちは、一人で何でもできるようになります。

 教育についても違いがあります。日本では6歳以上の子供は、みんな学校に通わなければなりません。ネパールでも、都市部ではほとんど同じ状況ですが、村の方では状況は異なります。
日本では、義務教育の期間は、所得に関係なく誰でも地域の学校へ行く事ができますし、そこで同じ授業を受けることができます。
このことをはじめて知ったときは、大変驚きました。ネパールでも、法律上は、5歳になると学校へ行かなければなりませんが、村では所得が十分でない家庭が多く、一般に勉強よりも家の手伝いの万が大切とされています。そのため、学校へ行けない子供たちも多くいます。
では、子供たちにとって、どのような環境が最も大切でしょうか?
私は家庭での手伝いと学校教育に対して適度なバランスと平等なチャンスが与えられることだと思います。子供たちにとって、家庭でのお手伝いは絶対に必要だと思います。
ただし、それは子供たちから教育の機会を奪うものであってはいけません。
ネパールの村の子供たちは、両親と話をする機会も多く、ある意味、幸せそうに見えます。
しかし、親が子供たちに手伝いばかりをさせ、十分な教育を与えないのは、子供たちの権利を奪うことになっていると思います。
村に住む親が子供に十分な教育を受けさせない原因は、家庭が貧しいことや、両親が無学であること、それと地理的な問題にあると思います。
しかし、多くの人たちの貧困を救い、十分な教育を与えるのは国の役割だとも思っています。
世界中の子供たちはみんな宝物です。ですから幸せな未来のためにも、私も是非供たちに、十分な教育と、家庭でのお手ができるゆとりを与えられるような社会作りに貢献したいと思います。



会員の皆さんからも沢山の質問があり、丁寧にお答えいただきました。
サプコタさん、ありがとうございました。

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